【マンガは人間力を鍛える】教材のひとつ!?

歴漫

人間力は、内閣府がまとめた『人間力戦略研究会』によって2003年4月に次のように定義したいと述べております。

「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」である。

もちろん確立された定義はなく、その言葉を使う人の観点により概念は左右されるかもしれませんが、その手段としてマンガは実に効率よく学べると私は思います。

【人間力の定義】

 具体的に人間力をその構成要素に着目するならば、

  •  知的能力的要素

「基礎学力(主に学校教育を通じて修得される基礎的な知的能力)」「専門的な知識・ノウハウ」を持ち、自らそれを継続的に高めていく力。また、それらの上に応用力として構築される「論理的思考力」「創造力」などの要素。

  •  社会・対人関係力的要素

「コミュニケーションスキル」「リーダーシップ」「公共心」「規範意識」「他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力」などの要素。

  •  自己制御的要素

これらの要素を十分に発揮するための「意欲」「忍耐力」「自分らしい生き方や成功を追求する力」などの要素。

これらを総合的にバランス良く高めることが、人間力を高めることと言えよう。               「人間力戦略研究会」より抜粋

すべてを兼ね備えた人物へ挑戦するような定義ですが、自分を理解し興味を持つ事柄の発見が大事ですよね。

今やマンガは日本の文化と言わるぐらい世界に浸透しています。最近よく聞く言葉に人間力や多様性があり、世界に向けて戦える教育をするための手段として、マンガは良い教材になるではと思います。

【漫画のメリット】

マンガがヒトに与える影響でよく言われていること?

・文章力/語彙力/記憶力が上がる。

 マンガは基本会話文です。歴史マンガによく見られるように、その背景や説明などには、地の文(会話文以外)を使用します。その説明に、表現の言い回しや四字熟語、ことわざを入れて理解することにより、文章力に必要な構成力が身につくと言われています。

そしてマンガによる絵の描写は右脳に記憶されます。左脳で会話の文字を理解し、右脳で絵を視覚としてイメージすることにより、脳全体が活性され記憶に残りやすいと言われているからです。

・情報を集め、想像力を高める

 マンガの世界にはいろいろな業界があります。

  •  野球やサッカー 相撲 などさまざまなスポーツ
  •  看護師やお医者さん などの医療
  •  警察や消防 SP などの公務
  •  機械や建築 IT などエンジニア系
  •  ガンダムやドラえもん などのSFファンタジー

 マンガを読むことにより業界の知識や言葉、仕組みを覚え、10年後50年後の未来を想像し、憧れの職業として夢をいだく子供が多いことだと思います。

・勉強になり、コミュニケーションが深まる

 三国志やヴィンランド・サガなどの世界史、ジパングやセンゴクなどの日本史のような歴史マンガは、読むだけで時代の流れや出来事が覚えやすい。受験のお子さんには参考書として友達同士の会話や親子間での共通の話題としてコミュニケーションが深まりやすい。私もそうでしたね、その節は色々活用させていただきました。

【 東大生が選ぶ漫画ランキングベスト20】

2021年2月16日、テレ朝バラエティ番組【林修の今でしょ!講座特別編】東大生が選ぶ漫画ランキングベスト20!とういのが放送されていました。下記がその一覧です。

  •  1位:ドラえもん
  •  2位:ドラゴン桜 
  •  3位:名探偵コナン 
  •  4位:ワンピース 
  •  5位:はたらく細胞 
  •  6位:進撃の巨人 
  •  7位:宇宙兄弟 
  •  8位:あさきゆめみし 
  •  9位:鬼滅の刃 
  •  10位:スラムダンク 
  •  11位:Dr. STONE
  •  12位:キングダム
  •  13位:ブラック・ジャック
  •  14位:NARUTO -ナルト-
  •  15位:こちら葛飾区亀有公園前派出所
  •  16位:ハイキュー!!
  •  17位:MAJOR
  •  18位:ちはやふる 
  •  19位:カイジシリーズ
  •  20位:三国志

講談社からの「はたらく細胞」、僕はまだ読んだことがなく、テレビ放送をきっかけで知りました。       白血球や赤血球など体内細胞を擬人化したマンガです。                                  苦手意識が多い分野を擬人化することにより、わかりやすく、読みやすい内容になっておりおすすめですね。

【最後に(脳科学の観点から)】

2013年放送された「世界一受けたい授業」に出演されました脳科学の茂木先生は、このようなことを言われています。

『実はマンガを読んでいるときは、まず右脳で絵を視覚として取り入れ、同時に左脳で吹き出しの文字を読み、ストーリーを理解しています。

さらにその情報を、右脳でイメージ化するという情報処理の仕方が行われていると考えられており、マンガを読むことで脳が活性化され、働きがよくなっているのです。』

『更にある調査によると、人間の脳が1分あたりに情報処理できる量は、文字を「読む」ことが1000文字に対して、マンガ等、絵で「見る」ことでは、2000文字相当の情報量が処理できるというデータも!!』

『そこで番組内でも実験を行った結果、小説よりも漫画のほうが多く知識を取り入れられるということが証明されました!』

http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/131102/02.html

マンガは・・すごいですよね。

「マンガばかり読んでないで、教科書読みなさい!」「またマンガ?」、子供の頃よく親に注意されていました。実は効率のよい勉強法だった、近い将来マンガが教科書になる時代を予測していた、など冗談言いながら親と会話したいと思います。

最近は電子書籍で読む場合がおおくなりましたが、以前を思い出して今度紙ベースで買うかレンタルしてきます。TSUTAYAでもマンガのレンタルしてますね、しかも10冊500円!?安い!

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